夏の青空を七色の傘で彩る展示「れいんぼーあんぶれら」が、兵庫県淡路市の国営明石海峡公園にお目見えした。梅雨の晴れ間に日差しが降り注ぐと、頭上に色鮮やかな光景が広がる。
同公園では例年、夏休みに世界のカブトムシやクワガタムシを展示していたが、飼育場所が密閉空間になるため、今年は新型コロナウイルス感染を防ぐため開催を断念。代わりに淡路の空を楽しんでもらおうと、ポルトガルの夏の名物にならって傘の飾り付けを企画した。
ビジター棟の白い壁に囲まれた空間にロープを張り、73本のビニール傘をつり下げた。傘を透けた光が、地面や壁に映す色とりどりの影も面白い。
展示は8月末まで。期間中は無休で、午前9時半~午後6時。15歳以上は入園料450円。国営明石海峡公園TEL0799・72・2000
(吉田敦史)