兵庫県内で17日に確認された新型コロナウイルスの新規感染者は108人。うち神戸市や尼崎市など、神戸・阪神地域の感染者が約7割を占めた。
神戸市は、過去最多に並ぶ男女43人の感染を発表。年代は10代から90歳以上と広いが、約4割が20代以下だった。また、14日に発表した10代男性が市内の私立高校の生徒と明らかにした。濃厚接触者の生徒に自宅待機を要請し、同じクラスなどの生徒計32人にPCR検査を実施するという。
姫路市は、小学生や市水道局建設課の60代男性職員ら計12人が感染し、既に公表していた感染者2人が死亡したと発表した。小学生は高浜小学校(同市飾磨区阿成鹿古)に通う女児で、同校は18日から2日間、臨時休校する。
一方、兵庫県警は高砂署米田交番に勤務する40代の男性警部補=神戸市=が感染したと明らかにした。県警の感染者は計29人になった。同署の窓口業務などは通常通り行っている。
明石市は新規感染者2人のうち、40代女性は市内の放課後児童クラブ(学童保育)支援員で、市は同クラブに通う児童4人を濃厚接触者として調べる。
県健康福祉事務所管内で確認された感染者は31人。県によると全員が無症状か軽症で、クラスター(感染者集団)関連は2人だった。(まとめ・霍見真一郎)
【特集】目で見る兵庫県内の感染状況