指定暴力団絆会(旧・任侠山口組、尼崎市)の暴力団対策法に基づく指定が2021年3月に期限を迎えることから、兵庫県公安委員会は17日、指定更新に向けた手続きとして、神戸市中央区の県警本部に同会から意見を聴く機会を設けた。同会は欠席したが手続きに影響はなく、県公安委は再指定する方針。
絆会は、山口組分裂騒動で発足した特定抗争指定暴力団神戸山口組(神戸市中央区)から、一部組員が離脱して17年に結成。18年3月に指定暴力団となった。指定の効力は3年で切れるため、県公安委は県警が事件捜査などで集めた資料を基に2回目の指定の準備を進めている。
県警によると、意見聴取は、県公安委が示す指定理由に対し、暴力団側が指定暴力団には当たらないとする証拠と意見を出す機会。17日午前10時、県警本部1階に会場を設けたが、開始時刻を30分過ぎても絆会関係者は現れず、欠席と判断した。
県警組織犯罪対策課によると、絆会の勢力範囲は13都道府県に及び、構成員数は約230人。山口組への移籍や引退などのため、18年3月の指定時に比べると組員は半減しているという。
【指定暴力団】 構成員が集団的、常習的に暴力的不法行為をする恐れが大きいとして、本拠地のある都道府県の公安委員会が暴力団対策法に基づき指定した暴力団。構成員による民事介入暴力や対立抗争時の事務所使用などの規制ができる。指定の効力は3年。犯罪経歴保有者の人数が一定の比率を超える▽組代表者の統制下で階層的に構成されている-などの要件がある。抗争が激化した際、より規制の厳しい「特定抗争指定暴力団」などに指定することも可能になる。











