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孤立状態が続く数久谷集落=17日午後、兵庫県新温泉町歌長(撮影・末吉佳希)
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孤立状態が続く数久谷集落=17日午後、兵庫県新温泉町歌長(撮影・末吉佳希)

 今季最強の寒波の影響を受け、17日も日本海側を中心に大雪となった。兵庫県内では、北部地域を中心に雪が降り続き、停電や集落の孤立などが続いている。同日午後7時時点で、香美町や新温泉町を中心に約8千軒が停電。けが人などは出ていないが、道路の寸断などで、一時最大6集落82世帯が孤立状態となった。

 県北部では14日夜から断続的に雪が降り続いた。県の道路情報によると、17日午後7時時点で、養父市大久保の県道沿いで積雪が102センチに。神鍋高原(豊岡市)で100センチ、新温泉町切畑でも92センチ積もった。

 香美町雪害警戒本部によると、雪による倒木などで道路がふさがれ、一時は2集落の48世帯が孤立。同町村岡区の2地区では、民家各1棟が倒木で壊れる被害が発生した。関西電力送配電によると、17日午後7時時点で、香美町で約5200軒、新温泉町で約千軒、豊岡市で約1500軒、養父市で約300軒が停電した。

 新温泉町では3集落29世帯で孤立が続く。同町歌長では、集落へ続く町道が寸断され、停電も発生した。同集落に住む男性(64)は、倒木現場で復旧作業が進まないのを確認しながら、「電気が止まって家は寒いまま。いつまで続くのか」と話していた。(金海隆至、阿部江利、末吉佳希)

 

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