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タンパク質が豊富でヘルシーな豆腐どんぶり
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タンパク質が豊富でヘルシーな豆腐どんぶり
タンパク質が豊富 フレイル予防に効果的なタンパク質を、豆腐や卵から多く摂取できる。
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タンパク質が豊富 フレイル予防に効果的なタンパク質を、豆腐や卵から多く摂取できる。
肉のうま味でだしいらず ひき肉のうま味が出るので、和風だしを取る手間が省ける。豆腐の水切りも不要。
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肉のうま味でだしいらず ひき肉のうま味が出るので、和風だしを取る手間が省ける。豆腐の水切りも不要。
残り物で簡単調理 ひき肉や豆腐など冷蔵庫の残り物を生かして簡単につくることができる。
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残り物で簡単調理 ひき肉や豆腐など冷蔵庫の残り物を生かして簡単につくることができる。
置村康彦・神戸女子大教授
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置村康彦・神戸女子大教授

 病気の予防につながる料理を紹介する連載「医師おすすめ! お手軽健康レシピ」。加齢に伴う「フレイル(虚弱)」をテーマとする4回シリーズの最終回は、「豆腐どんぶり」のレシピを取り上げます。医師にはフレイルを防ぐポイントを解説してもらいます。(記事・井川朋宏、写真・吉田敦史)

〈材料(2人分)〉

ニンジン 40グラム

タマネギ 100グラム(中1/2個)

青ネギ 8グラム

牛豚合いびき肉 40グラム

木綿豆腐 150グラム(1/2丁)

卵 50グラム(1個)

しょうゆ 大さじ11/3

みりん 大さじ11/3

砂糖 小さじ1

湯 30~50cc

油 大さじ1/2

焼きのり 1/2枚

米 150グラム(1合程度)

〈つくりかた〉

1 ニンジンとタマネギは千切りにし、青ネギは小口切りにする。

2 フライパン(または片手鍋)を熱して油を入れ、牛豚合いびき肉、ニンジン、タマネギを炒める。

3 豆腐を入れ、ほぐしながら炒める。

4 しょうゆ、みりん、砂糖、湯を加える。豆腐から水分が多く出た場合は湯の量を減らす。

5 青ネギを散らし、溶き卵を上から回し入れる。

6 炊いたご飯をどんぶりによそい、具材を入れ、のりをちぎってのせる。

■歯磨きで口の中の健康維持 置村康彦・神戸女子大教授

 フレイルの一つに、「オーラルフレイル」(口の衰え)があります。高齢になると咀嚼(そしゃく)力が低下し、食べこぼしたり、むせやすくなったりして、食欲が落ちて痩せてしまいます。軟らかい食べ物に偏りがちになりますが、まずは口に合ったものを食べましょう。

 併せて、口の中の細菌を減らし、歯の健康を保つためには、歯磨きが重要です。高齢者は誤嚥(ごえん)性肺炎を起こしやすくなりますが、歯磨きをしていると、その発症率が少なくなるという報告もあります。

 また、社会的に孤立し、一人で閉じこもると、活動性が低下して筋力が落ちるので、注意が必要です。人との付き合い、つながりを一定程度保つことも必要でしょう。

 新型コロナウイルス感染が拡大する中、外に出にくい状況ですが、人の少ない屋外で散歩したり、屋内で体操をしたりして、意識的に軽く体を動かしましょう。米国の医学雑誌では、高齢者の歩行速度と生存年数に関する追跡調査で、歩行が速い方が長生きするという推論が紹介されました。速い方が筋力が保たれているということでしょう。

 厚生労働省の国民生活基礎調査(2019年)によると、要介護手前の要支援者になった主な原因として、関節疾患に次いで、高齢による衰弱、つまりフレイルが2番目に高い割合でした。フレイルを減らすことが要支援、要介護の予防につながります。しっかり食事をとり、ある程度運動することを心掛けましょう。

◇協力 神戸女子大教員 榊原美津枝さん、杉岡ふみ子さん、才新直子さん、永井純子さん

 

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