兵庫県の井戸知事が提唱して撤回した「扇子・うちわ会食」について、県民はどう受け止めたのか。14日夜、神戸・三宮の繁華街では「マスク会食より手軽」と感じた人もいる一方、「効果はなさそう」と冷ややかな声が目立った。
神戸市北区の会社員女性(44)は、ツイッターで初めてうちわ会食の議論を知った。「パタパタあおぐの? あ、口を隠すのか。それじゃちょっと心もとない…」と首をひねった。
会社員男性(34)=神戸市北区=は「そもそも会食自体を控えた方がいい」と冷静で、「もし税金で作ってしまったうちわがもうあるなら、感染対策ではなく、普通の用途で夏に配ってください」と注文を付けた。
別の会社員男性(57)=同=は「マスク会食より手軽でいい」と好意的だったが、「うちわだと、かえって飛沫が飛ぶかも」と危惧もしていた。(谷口夏乃、井上太郎)











