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旧辻川郵便局をリノベーションした建物の外観=福崎町西田原
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旧辻川郵便局をリノベーションした建物の外観=福崎町西田原
妖怪の本を読んでくつろぐ家族連れ=福崎町西田原
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妖怪の本を読んでくつろぐ家族連れ=福崎町西田原

 日本民俗学の父・柳田国男にちなんだ観光振興に取り組む兵庫県福崎町で15日、国登録有形文化財で、大正期に建築された旧辻川郵便局(同町西田原)の1階に「妖怪ブックカフェ」がオープンした。柳田の著書や民俗学の書籍、妖怪の絵本など約200冊を取りそろえ、コーヒーやジュースを片手に本の世界を楽しめる。(井上 駿)

 木造2階建ての同局舎は、柳田が少年期に蔵書を読みふけったという逸話が残る県指定文化財「大庄屋三木家住宅」に隣接する。同住宅の一部と局舎は、神戸新聞グループのまちづくり会社「PAGE(ペイジ)」が改装し、昨年11月に複合ホテル「NIPPONIA(ニッポニア)播磨福崎 蔵書の館」としてオープンしており、局舎2階はホテルの客室となっている。

 ブックカフェには、ゆったりとくつろげるようにソファやクッションが置かれ、静かな空間で本に没頭できる。家族4人で訪れた同町の会社員(37)は「子どもたちは妖怪が大好きで、珍しい本も多くて興味津々でした」と満足そうだった。

 同ホテルゼネラルマネジャーの川端雅明さん(40)は「時の移ろいを感じつつ、妖怪の世界に浸ってほしい」と話している。

 ブックカフェは土日祝の午前11時~午後3時に営業。同ホテルTEL0120・293・958

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