兵庫県尼崎市は１２日、同市内に住む１０歳未満～８０代の男女１２０人が新たに新型コロナウイルスに感染したと発表した。市が確認した１日当たりの新規感染者数としては４月２２日の７０人を上回り過去最多となった。症状は中等症６人、軽症１１０人、無症状４人。

　同市保健所は過去最多となった要因について、家庭内での感染が相次いでいる▽盆期間の医療機関の休診前に“駆け込み”が増加▽室内でクーラーを使うために窓を閉め切り、換気が不十分に▽若者を中心に「コロナ慣れ」－などを挙げている。

　年代別では２０代が３７人と最多で、以下多い順に、４０代＝２６人▽５０代＝１８人▽３０代＝１５人▽１０代＝１０人▽１０歳未満＝８人▽６０代＝４人▽７０代と８０代＝各１人。

　感染経路別では、同居する家族らの濃厚接触者として検査を受けたのが全体の２４％（２９人）を占め、感染経路不明は６４％（７７人）だった。

　大阪府が既に発表した２０～４０代の男女３人が尼崎市在住であることも公表した。

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