火災警報器の全住宅への設置義務付けから10年が経過し、各消防本部などが警報器の点検や交換を呼び掛けている。兵庫県内で1カ所以上に警報器を設置している住宅は、2021年6月時点で87・4%(推計)と普及が進む一方で、義務化に伴い設置された警報器は老朽化。電子部品の劣化や電池切れなどで火災を検知できない恐れがあり、対策が急務になっている。(藤井伸哉)
警報器は、煙や熱を感知して音や光で火災を知らせる。国は消防法を改正するなどし、住宅への設置を義務化。新築は06年6月まで、既存を含む全住宅は11年6月までに、寝室や階段などに設置するよう定めた。
■火災死者3割減
消防庁などによると、全国の設置率は83・1%。兵庫で最高は豊岡市消防本部管内の96%、最低は淡路広域消防事務組合(淡路島3市)管内の70%だった。05年に1万7014件だった全国の住宅火災(放火を除く)は、19年に1万58件に減った。死者数(放火自殺者を除く)も1220人から899人になり、3割近い大幅減だった。
警報器が全面義務化された11年以降の10年間について、神戸市消防局が市内での効果を検証したところ、未設置に比べ3割ほど死者の発生率が低かった。火災1件あたりの損害額や焼損面積も6~7割減となっていた。
■「10年を目安に」
一方、新築住宅への義務化から15年が経過。寿命が10年程度という電池の消耗に加え、ほこりでセンサーが稼働しなかったり、劣化で検知性能が落ちたりしている可能性があるという。
「設置していても、鳴らなければ意味がない」と同市消防局。ボタンを押したり、ひもを引っ張ったりして点検できるが、原則10年程度での交換を勧めている。本体は数千円程度から購入できる。
その上で、担当者は「点検や交換に加え、そもそも火災を発生させないことが重要だ」と呼び掛けた。警報器の相談は、県内の各消防本部で応じている。
なお、マンションなどの集合住宅には、警報器と同様に火災を検知して知らせる「自動火災報知設備」の設置を義務化。点検や報告が求められていることから、定期的な装置の点検がある。
-
神戸
-
神戸
-
教育
-
地方行政
-
-
東播三田北播丹波
-
阪神
-
阪神
-
-
未来を変える
-
但馬
-
阪神
-
姫路
-
-
-
失われた事件記録
-
神戸社会連載まとめ読み
-
教育
-
-
ウクライナ侵攻
-
スポーツ神戸#インスタ
-
地方行政
-
山口組分裂騒動
-
-
教育神戸
-
-
新型コロナ
-
-
神戸教育
-
-
神戸社会連載まとめ読み
-
神戸三宮再整備スクープラボ
-
但馬
-
但馬
-
姫路地方行政
-
教育姫路
-
西播姫路文化
-
地方行政
-
但馬防災
-
神戸
-
地方行政神戸
-
地方行政
-
選挙
-
神戸
-
西播選挙
-
神戸山口組分裂騒動
-
神戸
-
-
文化
-
-
東播
-
神戸
-
スポーツサッカー
-
但馬
-
但馬
-
-
但馬
-
明石
-
阪神
-
神戸
-
姫路#インスタ
-
-
阪神
-
阪神
-
医療生老病支
-
選挙
-
選挙
-
神戸
-
-
-
神戸
-
姫路
-
姫路
-
医療
-
姫路医療
-
西播神戸
-
神戸
-
スポーツ阪神
-
姫路
-
-
社会連載まとめ読み
-
阪神
-
地方行政新型コロナ
-
神戸防災
-
神戸文化
-
医療
-
阪神
-
スポーツヴィッセル
-
阪神
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
神戸
-
教育
-
-
社会連載まとめ読み
-
姫路選挙
-
医療