闇夜にふわり浮かぶ？神戸ポートタワー 今だけ不思議な光景

2021/12/9 11:30神戸新聞NEXT

足場が組まれ、下部の照明が当たらなくなった神戸ポートタワー。宙に浮かび上がる様子はまるで「空中要塞」のようだ＝８日夜、神戸市中央区波止場町

下部の照明が当たらなくなった神戸ポートタワー。宙に浮かんで見える＝８日夜、神戸市中央区波止場町

工事の足場が組まれた部分に照明が当たらなくなった神戸ポートタワー。下層部が夕闇に隠れ、宙に浮いたような光景になった＝８日夜、神戸市中央区波止場町

点灯直後のわずかな間、階段のある鉄柱部分にも明かりが。タワーの「背骨」だけが残ったような不思議な光景を見せた＝８日夜、神戸市中央区波止場町

　光り輝く真っ赤なシルエット。闇に浮かぶ要塞を思わせ、ミナト神戸を見守っているかのようだ。

　改修工事で１１月から足場の組み立てが進む神戸ポートタワー（神戸市中央区波止場町）。昼間は囲いに覆われた工事現場が、夜は不思議な光景を見せている。

　本来は足元からライトがタワー上方を照らしているが、足場の囲いに遮られているため、くびれた真ん中付近より下に光が当たらなくなっている。夜空の景色にまぎれると、ライトアップされたタワー上部だけが浮かび上がって見える。

　足場は徐々に積み上がっており、来年１月中にはタワー全体を覆う予定。「空中要塞」もやがて夜の闇の中に消えて、幻となりそうだ。（秋山亮太）

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