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 全国の企業に勤める正社員の平均年収が前年より6万円減ったことが、人材大手「パーソルキャリア」(東京)の調査で明らかになった。同社は、新型コロナウイルス禍に伴う給与カットやテレワークの普及による残業代の減少が影響したと分析。一方、多くの職種で減となる中、人工知能(AI)などの開発職が大きく伸びるなど特定分野での人材需要の急伸ぶりもうかがえた。

 同社は毎年、運営する転職サイト「デューダ」を利用した人の年収(支給)額を公表している。今回は昨年9月から今年8月までにデューダに登録された20~65歳の男女約45万人の年収額を分析した。

 全体の平均年収は403万円。都道府県別では、1位の東京(438万円)から、6位の埼玉(397万円)までを関東地方が独占。兵庫は392万円と近畿地方トップの9位だった。前年から増えたのは大分など9道県のみで、徳島の19万円減を筆頭に、兵庫の9万円減など37都府県で減った。

 世代別では、20代が341万円(前年比7万円減)▽30代437万円(同7万円減)▽40代502万円(同8万円減)▽50代以上613万円(同増減なし)-だった。職種・業種別では、ロボットやAIの開発統括職(666万円)が前年比132万円増と大きく伸びた。巣ごもり需要を受け、ゲーム・アミューズメント機器メーカー(490万円)も同57万円増えた。(山路 進)

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