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 新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置が、21日で約2カ月ぶりに解除となる兵庫県。新規感染者は1カ月以上減少傾向が続くが、20日時点でも直近7日間平均で1日当たり2098・4人と、第5波の緊急事態宣言最終日と比べ、17倍に上る。自宅療養者数も約30倍と圧倒的に多く、県は警戒の継続を呼び掛けている。

 オミクロン株が猛威を振るった第6波では、県内でも23万人以上が感染し、第1~5波の累計約7万9千人の3倍にも上る。1週間平均感染者数は、まん延防止措置の開始から2週間後、2月10日に過去最多の5613・1人となった。以降2度の期間延長を経て、前週比0・8~0・9倍程度の減少が続く。3月20日時点ではピークに比べ、6割以上減となった。

 ただ、第5波の緊急事態宣言(昨年8~9月)、第4波のまん延防止措置(同6~7月)の解除時と比べると、状況は厳しい。今年2月中旬に約5万4千人となった自宅療養者数は3分の1程度になったものの、1万8千人を超える。病床使用率も40%以上で、10~20%台だった過去の解除時より高くなっている。

 全国的にも先に解除された地域では、一部で減少から微増に転じている。さらに、懸念されるオミクロン株の派生型「BA・2」は、県内でも市中感染が確認されている。

 自身も15日に陽性となって療養中の斎藤元彦知事は、措置解除に向け「行事や人の移動が多くなる年度末、年度始めを迎える。引き続き、感染を再拡大させないため、十分な警戒が欠かせない」とコメントしている。(井川朋宏)

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