陸上のセイコー・ゴールデングランプリは23日、東京・国立競技場で行われ、女子1500メートルで田中希実(豊田自動織機TC、西脇工高出)が4分5秒27の日本新記録を樹立した。2006年に同じ小野市出身の小林祐梨子(当時須磨学園高)がマークした4分7秒86を14年ぶりに2秒59塗り替えた。
男子100メートルは前日本記録保持者の桐生祥秀(日本生命)が向かい風0・2メートルの決勝を10秒14で制した。ケンブリッジ飛鳥(ナイキ)が0秒02差で2位。多田修平(住友電工、関学大出)は10秒37の6位、小池祐貴(住友電工)は8位だった。山県亮太(セイコー)は予選で敗退した。
男子やり投げはディーン元気(ミズノ、市尼崎高出身)が84メートル05で快勝した。6位の巌優作(市尼崎高)は日本高校歴代2位となる74メートル29で自身の持つ兵庫高校記録を更新した。
女子走り幅跳びは秦澄美鈴(シバタ工業、武庫川女大出)が6メートル24で競り勝ち、6メートル22の高良彩花(筑波大、園田高出)が2位、5メートル96の中野瞳(和食山口、長田高出身)が3位に入った。同100メートル障害は寺田明日香(パソナグループ)が13秒03、同やり投げは北口榛花(JAL)が59メートル38で勝った。
男子の200メートルは飯塚翔太(ミズノ)が20秒74、110メートル障害は金井大旺(ミズノ)が13秒45、走り幅跳びは橋岡優輝(日大)が7メートル96で制した。400メートル障害は安部孝駿(ヤマダ電機)が49秒31で勝ち、豊田将樹(富士通、宝塚市立南ひばりガ丘中出身)は49秒82で2位だった。
来夏の東京五輪の会場となる国立競技場では今回が初の本格的な陸上競技会で、新型コロナウイルス感染防止のため無観客で行われた。









