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大相撲の大辻理紀(家族提供)
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大相撲の大辻理紀(家族提供)

 大相撲初場所で17歳の有望株が輝いた。兵庫県加古川市出身で西幕下59枚目の大辻(本名大辻理紀、高田川部屋)が幕下で初めて勝ち越し。報徳中時代に全国大会準優勝の実績を持つホープは自信を深め「(3月の春場所は)優勝争いに絡めるような、いきのいい相撲を取って、今年中に(十両へ)上がれるように頑張りたい」と意気込む。

 181センチ、132キロで突き、押しが武器。24日の千秋楽7番相撲は「よく手が伸びていた」と強烈な突きで相手をのけ反らせて、土俵下へ突き出した。来場所の自己最高位を引き寄せる5勝目に「ほんとうにうれしい」と実感を込めた。

 先場所の負け越しで負けん気に火がついた。初の幕下で挑んだ昨年の11月場所は3勝4敗で2019年3月の初土俵以来、休場以外では初めて勝ち越しを逃した。「悔しくて。絶対に次は勝ち越してやるぞとやる気が出てきて、それで膝を使えるようにやってきた」と悔しい思いを土俵にぶつけた。

 報徳中3年時の全国中学校選手権で個人2位に輝いた。入門後に脱臼癖のあった左肩を手術して以降、19年11月場所から5場所連続で勝ち越し、序ノ口から幕下にスピード昇進した。

 入門時に「3年で関取、4年で幕内」と目標を決めた。二つ目まで順調にクリアし「目標は変わらない」と出世街道を突き進む。(尾藤央一)

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