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ヴィッセル神戸のDF槙野智章=1月16日、神戸市内
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ヴィッセル神戸のDF槙野智章=1月16日、神戸市内

 サッカー明治安田J1リーグ第9節第1日の23日、昨季3位で初優勝を狙うヴィッセル神戸は敵地の埼玉スタジアム(さいたま市)で浦和レッズとの今季第2戦に臨み、1-2の後半42分に元日本代表DF槙野智章(34)が同点ゴールを挙げ、2-2で引き分けた。槙野は浦和から新加入したばかりで、古巣相手に値千金の一撃を放ち、神戸は開幕2連敗を免れた。開幕戦を欠場したイニエスタが後半途中からピッチに立ち、槙野のゴールをアシストした。

 名古屋との開幕戦、槙野は右サイドバックとしてピッチに立ったが存在感を示せず、チームは0-2の完封負けを喫していた。今季2戦目となったこの日の浦和戦に向けては「特別な思いのある相手。(敗戦からの)精神面のリカバリーはうまくできた。また違った姿を見せなきゃいけない」と気持ちを切り替え、センターバックとして先発した。

 神戸は黒星発進となった開幕戦の名古屋戦から中3日。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の関係で前倒しされ、今季2戦目となった試合は序盤から目まぐるしく動いた。前半7分に大迫がエリア内で倒され、PKを奪取。キッカーの武藤が放ったシュートは浦和のGK西川に防がれたが、直後のプレーで武藤が難しい角度から鮮やかなボレーシュートを沈めた。

 だが、同12分にカウンターから浦和の松崎に同点ゴールを浴び、同19分にはCKから浦和の柴戸にヘディングシュートを決められた。

 後半も互いにチャンスをつくりだす中、13分に神戸のDF小林との小競り合いから浦和のFW明本が一発退場。数的優位に立った神戸はイニエスタと汰木を投入して攻勢に出る。圧倒的にボールを保持するもののチャンスを逃し続けたが、後半42分にイニエスタの精度の高いクロスからファーサイドの槙野が押し込んだ。試合終了間際にサンペールが放ったミドルシュートは惜しくもポストをたたいた。

 槙野は浦和でのラストゲームとなった昨年12月19日の天皇杯全日本選手権決勝では途中出場し、ロスタイムに頭で劇的な決勝ゴールを決めている。「神戸でもチャンスがあれば狙っていきたい」と話していた日本サッカー界の「お祭り男」が、有言実行の第1号ゴールを刻んだ。

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