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記者の質問に答える亀田和毅(右)とTRY BOX平成西山ジムの西山一志会長=西宮市の同ジム(撮影・北村雅宏)
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記者の質問に答える亀田和毅(右)とTRY BOX平成西山ジムの西山一志会長=西宮市の同ジム(撮影・北村雅宏)
会見後、ポーズを取る亀田和毅=西宮市のTRY BOX平成西山ジム(撮影・北村雅宏)
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会見後、ポーズを取る亀田和毅=西宮市のTRY BOX平成西山ジム(撮影・北村雅宏)

 プロボクシング元世界2階級王者の亀田和毅(30)が22日、兵庫県西宮市の「TRY BOX平成西山ジム」で会見し、新たな所属先が同ジムに決まったと発表した。亀田と報道陣のやりとりは次の通り。

 -再出発の意気込みを。

 「亀田家からは快く送ってもらった。亀田家を離れて15歳でメキシコに行った時の強い気持ちを持って、最後のボクシング人生、どこまで通用するか全力でチャレンジしたい」

 -世界タイトル奪還が目標か。

 「もう2回チャンピオンになってるんで、次はチャンピオンになって満足ではない。3歳からボクシングをしていま30歳、今年31歳になる。残りどこまでできるか分からないんで悔いのないように全力で、自分が戦いたい相手と戦って、勝ち負けどうこうじゃなく自分が納得する試合ができたら成功かなと」

 -独り立ちするということで、心境の変化は。

 「いつも前を向いて頑張っていくのは変わらない。メキシコに何も分からん状態で行って、ちょっとずつ結果を出して認めてもらって、メキシコからアメリカでの試合まで自分で組んでやってきた。応援してくれる方がすごいいてるんで、最後は日本で試合をして応援してもらって、そこでチャンピオンにもう一回なりたい」

 -日本と海外の両方で試合をするのか。

 「いや、これからは日本で。今までずっと海外で試合してきたんで。アメリカ、フィリピン、メキシコと。日本でしっかり試合したことはほとんどないんで、最後は日本で戦いたい」

 -(判定勝ちした昨年12月のWBA世界スーパーバンタム級)王座挑戦者決定戦を経て、今はどんな状況か。

 「どうですかね、今は自分はボクシングだけに集中して、練習を毎日やっている。後は(ジムの西山一志)会長にすべて任せている」

 -今後、ノンタイトル戦などを挟むか。

 「そこは決められた試合をやる感じで。自分のやりたいことはすべて伝えている。それがいつ決まるか。ボクシングだけに集中できる環境が整ったかなと思ってるんで、頑張っていきたい」

 -今後の生活の拠点は。

 「日本のジムでトレーニングする」

 -以前「井上尚弥選手と対戦したい」と言っていたが、その思いは。

 「もちろんそうですね、そこは変わりなく。一番強いチャンピオンと戦いたい。日本が盛り上がるなら絶対にしたい試合なんで。そのためにはまずチャンピオンになって、試合が実現できたら最高」

 -西山会長と一緒にやろうとなった決め手は。

 「去年(一緒に)トレーニングしたのもあって。(西山会長が)プロのジムを開くと聞いて、後は方向性も一緒だったんでこのジムにしようと決めた」

 -方向性とは。

 「マッチメークや戦いたい選手などの考えも一緒だった。自分は強いチャンピオンと戦いたい気持ちは変わらない。そこが一緒なのでこのジムに決めた」

 -兵庫県を拠点に練習するのは初めて。兵庫のイメージは。

 「神戸牛(笑)。最近子どもと神戸のアンパンマンミュージアム(神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール)に行ったぐらい。(どういう名所があるかは)あんまり分からないが、休みの日にはこれからいろいろ行ってみたい」

 -「最後は日本で」という思いが強くなったきっかけは。

 「コロナ(ウイルス禍の影響)では全くなく、15歳から向こう(海外)に行き、それなりには試合できたと思ってる。最後、日本でチャンピオンになって大きい試合を日本でして、応援していただいてる人の目の前で戦いたいという気持ちが一番強い」

 -兄の興毅氏からはどう声を掛けられたか。

 「気持ちよく『行ってこい』と言われた。悔いのないように全力でやりたい」

 -いつごろまでにタイトルに挑戦したいか。

 「今すぐにでもやりたいぐらいだが、チャンピオンの都合もある。自分がやりたくてできるものではなく、交渉もある。まだまだ体は動くんで、全然35歳ぐらいまでできるんじゃないかと思ってる。チャンスが来たときにいつでも(タイトルを)取れる準備をしとかないといけない」

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