サッカー女子、ＷＥリーグのＩＮＡＣ神戸は２７日、大阪市内で新体制発表会見を開いた。かつてＪ１ヴィッセル神戸などでプレーした朴康造（パク・カンジョ）新監督は「２連覇にチャレンジしたい」と抱負を口にした。

　２０２１～２２年シーズン、ＩＮＡＣ神戸は星川敬監督の下で首位を独走し、リーグ初代女王に駆け上がった。星川氏がＹＳ横浜（Ｊ３）の監督に就任し、バトンを託された朴監督は「選手のよさ、システム、慣れている部分は継続しながら、自分のサッカー観を落とし込んでいきたい。より前から押し込んでいきたい」と語った。

　京都や神戸で共にプレーし、「人生の助言者」と慕う元日本代表ＦＷ三浦知良には一番に監督就任を報告し、「頑張れ。もしピンチになっても自分のサッカー観に原点回帰するんだ」と言葉をもらったという。

　理想の監督を問われ、「幸か不幸かヴィッセル神戸では多くの監督がいた」と切り出した新指揮官。Ｊ２時代の２００６年に指導を受けたスチュアート・バクスター氏を「すごいな」と振り返り、「カリスマ性、分かりやすい指示。目指したい」と話した。

　新主将にはＤＦ三宅史織が選ばれた。会見には東依里コーチのほか、ＤＦ土光真代、ＭＦ脇阪麗奈、ＭＦ山本摩也、ＦＷ宮本華乃の新加入４選手も出席した。