明治安田Ｊ１リーグ第２ステージ第３節の１３日、同ステージ５位、年間順位１０位の神戸（同ステージ勝ち点４）はアウェーの横浜市神奈川区のニッパツ三ツ沢球技場で同ステージ１位、年間順位７位の横浜Ｍ（同６）と対戦する。神戸は新戦力ニウトン、橋本が選手登録を済ませ、ＤＦ岩波がけがから復帰した。１８０センチ超の３人が戦列に加わり、ネルシーニョ監督は「前回対戦時より高く、強くなっている」と横浜Ｍとのセットプレー対決に自信を示す。空中戦から主導権を握りたい。

　いよいよ岩波が戻ってくる。左膝のけがが癒え、１１日に４５分の練習試合に出場。「（プレーできる）状態と認めている」と指揮官からゴーサインが出た。神戸で初めて五輪代表に選ばれた２２歳は「わくわくしている。アピールしたい」と力を込めた。

　神戸市須磨区出身。１５歳から世代別代表で守備の要を担い、Ｕ－２３（２３歳以下）アジア選手権を制覇に貢献した。５月に靱帯（じんたい）を損傷し、五輪出場が危ぶまれたが、リハビリが実って当落線上から滑り込んだ。

　Ｕ－２３日本代表の手倉森監督に約束していた９日鳥栖戦での復帰を果たせず、「横浜Ｍ戦に出ないと代表もないと思っていた」とプレーを熱望していた。「試合に絡むことが代表（でのプレー）につながる」と語気を強めた。（伊藤大介）