サッカーＪリーグ１部（Ｊ１）ヴィッセル神戸が獲得した元ドイツ代表ＦＷルーカス・ポドルスキ選手（３２）が６日、来日した。早朝に関西空港へ降り立ち、神戸が用意したチャーター機で神戸空港に移動。空港敷地内であったイベントでは、大勢のサポーターから熱烈な歓迎を受けた。

　ポドルスキ選手は代表通算１３０試合で４９ゴールを挙げたストライカー。２００６年のワールドカップ（Ｗ杯）ドイツ大会で最優秀若手選手に輝き、１４年Ｗ杯ブラジル大会では世界一を経験した。神戸の関係者によると、年俸は推定で６億円。契約期間は２年半とみられる。

　神戸市内のホテルに移動して行われた入団会見で、ポドルスキ選手は「インターネットで神戸を大変気に入り、来ることを決心した」と述べた。

　大物の加入を受けてサポーターの関心も高まっており、関連グッズも「クラブの歴史で異例の売れ行き」（広報担当者）という。

　神戸でのデビューとなる可能性がある２９日のＪ１大宮戦（ノエビアスタジアム神戸）も、チケット販売が昨年の同カード比で４倍（６月末時点）と注目が集まっている。（有島弘記）