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衣川會舘では、まき割りにいそしむひな人形も=丹波市青垣町佐治
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衣川會舘では、まき割りにいそしむひな人形も=丹波市青垣町佐治
約400体が並ぶ衣川會舘=丹波市青垣町佐治
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約400体が並ぶ衣川會舘=丹波市青垣町佐治
元薬局のセンバヤでは、薬屋さんになった人形がお出迎え=丹波市青垣町佐治
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元薬局のセンバヤでは、薬屋さんになった人形がお出迎え=丹波市青垣町佐治
本町の家ではパラグライダーに挑戦。後ろ、引っかかってますよ=丹波市青垣町佐治
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本町の家ではパラグライダーに挑戦。後ろ、引っかかってますよ=丹波市青垣町佐治
神戸新聞NEXT
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 まき割りにいそしみ、雪遊びやパラグライダーに興じる-。家庭で眠っていたひな人形を古民家の一角に飾る「丹波・佐治福よせ雛(ひな)」が、兵庫県丹波市青垣町佐治で催されている。全国34カ所で開かれる「福よせ雛」の一つで、県内では初開催。約700体が「第二の人生」を満喫し、旧宿場町を訪れる人々の目を楽しませている。(真鍋 愛)

 名古屋市発祥で、12回目を迎えた「福よせ雛プロジェクト」の一環。空き家活用を進めるNPO法人「佐治倶楽部(くらぶ)」メンバーの衣川百合香さんが発起人となり、同プロジェクト事務局から人形の提供を受け、展示用の小物作りなどをコツコツと続けてきた。

 展示会場は、主に同NPOが改修した古民家4軒。衣川さんの父親の生家だった「衣川會舘(かいかん)」では、土間を上がった茶室の控えの間(約6畳)などに約400体がずらり。近づくと、地元で盛んな林業や農業に励んだり、佐治で発展した国指定無形文化財・丹波布をめでたりする姿がほほ笑ましい。

 元薬局の「センバヤ」では、薬屋に扮(ふん)した男びなと女びなが、通りに面した窓からお出迎え。室内には顔の傷を生かし、頭に包帯を巻いて処方薬を手にする「けが人役」の人形もいた。

 「関西大学佐治スタジオ」では、縁側の飾り付けを氷上西高校生が担当した。光るサイリウムを模したモールを人形に持たせ、同校文化祭人気の出し物「ヲタ芸」を再現。「本町の家」では、青垣で盛んなパラグライダーにひな人形が挑戦している。

 衣川さんは「顔や手を少し動かすだけで、人形の表情ががらりと変わる。七段飾りにいた時は、おひなさまも緊張していたのかも」と笑う。主婦(73)=丹波市=は「会場ごとに飾り方が工夫してあって面白い」と話していた。

 無料。27日まで。各会場で開館日時が異なる。衣川會舘は全日、午前10時~午後5時。同NPOTEL080・8841・4223(平日午前10時~午後5時)

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