兵庫・丹波地域(丹波篠山市、丹波市)への移住を検討する人が増えている。2021年度、両市の窓口に寄せられた相談件数は計5578件、移住したのは計154世帯369人(同一市内転居も含む)と、いずれも過去最高。新型コロナウイルスの感染拡大を機に、ライフスタイルが見直され、豊かな自然を求める子育て世代が目立つという。(那谷享平)
「大都市の窮屈さがなく、近所の人もフレンドリー。のびのびしている自分がいる」「なんか疲れが早くとれる気がする。2人とも体調も良くなったね」
国重要伝統的建造物群保存地区に指定されている丹波篠山市福住地区。住人の夫(38)と妻(40)が穏やかな表情を見せる。約10年暮らした大阪市北区を離れ、昨年夏、長女(7)と同地区の古民家に引っ越した。
夫はデザイン業界の会社員。職場は今も大阪で、自宅から通勤に2時間弱かかるが、繁忙期を除けば週に1、2回は在宅勤務で済ます。「新型コロナでテレワークが一気に進み、『意外と在宅でできるやん』と気付いた。不便は感じない」。職場が遠くなった分、むしろ家庭と仕事でメリハリがついた。
夫婦ともに自然豊かな地域の出身。さまざまな自然体験ができる施設「篠山チルドレンズミュージアム」(丹波篠山市小田中)に家族で何度も遊びに来たのが縁で、移住先を決めた。
「都会は情報量が多すぎて吸収しきれず、どこか暮らしも単調だった」と夫。妻も「今の方が近所の人とよく話をするし、身近にある面白いことに気付ける」と話す。隣家を気にせず楽しむ楽器演奏、家族総出の家の改修、農業体験、道ばたで出合う動植物…。3人ともここでの暮らしを満喫している。
◇
丹波地域への移住者と相談件数は20年度から急増しており、21年度は両市とも過去最高を記録した。特に30~50代が多く、件数の増加に伴い相談内容も多岐にわたる。両市とも海外からの移住相談もあるという。
「以前はセカンドライフで移住する世代が目立ったが、最近は子育て世代も増え、半数以上を占めるようになった」
丹波篠山市の移住相談窓口「丹波篠山暮らし案内所」の相談員が言う。21年度に窓口を利用した移住者77世帯のうち、最多の21世帯が移住の主な目的を「子育て」と回答。2位の「セカンドライフ」は17世帯だった。「若い世代にとって、コロナ禍がライフスタイルを見直すきっかけになったのでは」とみる。
丹波市の委託を受け、相談窓口「たんば“移充”テラス」を運営する中川ミミさん(41)は「個人の働き方や暮らし方は多様化した。『普通の会社員』のような人にとっても、地方への移住が現実的な選択肢になっている」と指摘する。
田舎暮らしが認知され、移住者が増えるにつれ、課題も表面化。テラスに寄せられる相談の半数近くが住宅関連だが、好条件の住宅は不足がちという。空き家も大幅改修が必要な物件が多く、中川さんは、月単位で借りられるような「おためし住宅」の充実に向け、行政側と協議を進めている。

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