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2025 . 09 . 16 ( 火 )
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阪神・淡路大震災から18年。街並みは変わり震災を知らない人も増える中、兵庫県を中心に約290カ所ある震災モニュメントの果たす役割は大きい。「教訓」は人々の記憶の風化とともに、老朽化にも直面している。
声なき声「忘れないで」
メッセージが刻み込まれたレンガ。文字がかすれ、ひび割れも目立つ=神戸市中央区の元町商店街
「神戸港震災メモリアルパーク」の一角では、たばこの吸い殻が目立つ。管理する神戸港振興協会によると、職員らが清掃に努めるが“いたちごっこ”状態という。「灰皿を置くと喫煙スペースになる。マナーに訴えるしか…」=神戸市中央区波止場町
西宮中央商店街の大時計はあの時、激震で止まった。姿を変えていく街並みと、そこに暮らす人たちを、静かに見守り続けている=西宮市田中町
人里離れた山中にあるがれきの処分場跡。日時計のモニュメントが時を刻むが、人の気配は感じられず、昼間でもシカが付近を歩き回っている=洲本市由良町
火災で大半の建物が焼失した兵庫区松本地区では、教訓として水路が整備された。モニュメントではないものの、住民の記憶を呼び起こしつつ、地域の財産ともいえる場所になっている=神戸市兵庫区松本通7