2021年、これが読まれた! 10~12月の注目記事
2021/12/31 09:08
風営法に基づく警告を受け、全ての店が閉店した「かんなみ新地」=11月3日午後、尼崎神田南通3
2021年も残りわずか。あなたにとって、どんな1年でしたか?
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神戸新聞ネクストでは、期間中に配信した記事から特に注目を集めたものをピックアップ。4回に分けて紹介します。(記事は配信当時のまま掲載)
【10-12月】
尼崎で戦後70年にわたり存在していた売春街の突然の解体、1年間で出場1分…。年末にかけて注目された記事は、見出しだけで引き込まれるものが目立ちました。なお、今回は事件事故を対象外としましたが、大阪・北新地や稲美町での放火殺人、尼崎での女性刺殺など、相次ぐ凄惨事件を報じた記事にも多くのアクセスが集まりました。
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■昭和の遊郭一斉閉店 尼崎「かんなみ新地」 営業70年で初の警告(11月3日配信)
「かんなみ新地」と呼ばれる兵庫県尼崎市神田南通3の風俗街に対し、尼崎市と尼崎南署が風営法に基づく警告をしたことが、関係者らへの取材で分かった。いわゆる遊郭として約70年前に営業が始まったとされ、警告が出されるのは初めて。一帯の31店は一斉に閉店したが、機を見て再開する可能性もあるとみて市や兵庫県警は注視している。
風俗街は「三和本通商店街」西側の数十メートル四方に置き屋が連なる。遊郭は1958(昭和33)年の売春防止法の完全施行で廃止されたが、「かんなみ新地組合」に加盟する店舗が風俗営業の許可を得ず、飲食店の名目で売春営業を続けてきたとされる。関西では大阪市西成区の「飛田新地」に並び、遊郭の面影を残すスポットとして知られる。
関係者によると、警告文は1日付で、市長と署長名で出された。飲食店の形態をとりながら、実態は女性従業員による性的サービスの提供を専門としていると指摘した上で「違法な営業をしているのであれば、直ちに中止するよう警告いたします」と結んだ。これを受け、同日中に全店が閉店したことが確認された。
住民から治安面で不安を訴える声が高まり、同市と同署が協議を続けていた。過去にもたびたび対応が検討されてきた。
県内では今春以降、神戸・三宮や明石市、西宮市で店舗型性風俗営業が禁止されている区域内での営業に対し、県警が取り締まりを強化している。
★「かんなみ新地」に関する記事は、その後も多数配信しました。記事検索の上、ご覧ください。
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