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企業研究2020(4)神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ(神戸市東灘区) 木下学社長(51)

2020.08.05
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神戸ベイシェラトンホテル&タワーズの戦略などを話す運営会社の木下学社長=神戸市東灘区向洋町中2

神戸ベイシェラトンホテル&タワーズの戦略などを話す運営会社の木下学社長=神戸市東灘区向洋町中2

神戸・六甲アイランドの中心部に立つ建物の外観=神戸市東灘区向洋町中2

神戸・六甲アイランドの中心部に立つ建物の外観=神戸市東灘区向洋町中2

 神戸・六甲アイランドにそびえ立つシティーホテル。270の客室と八つのレストラン、二つの物販店を擁し、今年1月には、隣接する商業施設内にペット専用の宿泊施設を開業した。特色や新型コロナウイルスの影響などについて、運営会社ホテルニューアワジ神戸の木下学社長に聞いた。

 -ホテルの強みは。

 「『地元とともに』がキーワード。主に兵庫県内の農家から野菜を直接届けてもらい、レストランの料理に使ったり、ショップで販売したりして地産地消を進めている。地域の特色を生かしたホテルづくりが目標。自家源泉の天然温泉も大きな武器の一つだ」

 -コロナ禍でホテル業界は大きな打撃を受けた。今の状況は。

 「利用者が少しずつ回復している。主に近郊や地元に住む人が来てくれているが、関東や海外からの旅行客の落ち込みをカバーするにはまだまだ足りない」

 -政府の観光支援事業も始まった。

 「予防策を徹底して感染者を出さないことが重要。『3密』を避けるため、温泉や朝食会場の混み具合をスマートフォンで確認できるシステムや、非接触型の検温器の導入を進める。平常時でも混雑した状況は、宿泊客にとってストレスになる。コロナ禍を機に取り入れる対策だが、今後の宿泊客の満足度向上にもつながると考えている」

 -今後の戦略は。

 「国内の感染が収束しても、外国人観光客が戻ってくるのは当分先になるとみている。また、リモートワークが広がったことで出張が減り、ビジネス利用の回復が期待できない。だからこそ、地元の人に選んでもらえるホテルづくりや、神戸のまちの魅力を新たに発掘することに力を注がねばならない」(まとめ・中村有沙)

【メモ】親会社のホテルニューアワジが、米投資会社から神戸ベイシェラトンホテル&タワーズを取得。運営会社の従業員は約350人。2019年12月期の売上高は31億円。20年春の採用は39人。神戸市東灘区向洋町中2の13。TEL078・857・7000