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企業研究2020(6)クロシェホールディングス(神戸市中央区) 沼部美由紀社長(50)

2020.08.07
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バレエシューズを手に、アパレル業界の課題解決への思いを語るクロシェホールディングスの沼部美由紀社長=神戸市中央区元町通5

バレエシューズを手に、アパレル業界の課題解決への思いを語るクロシェホールディングスの沼部美由紀社長=神戸市中央区元町通5

クロシェホールディングスの本社=神戸市中央区元町通5

クロシェホールディングスの本社=神戸市中央区元町通5

 バレエシューズ「ファルファーレ」など女性向けファッションブランドを展開する中堅アパレル。衣料品を通して、人々を楽しく、美しくするだけでなく、業界の課題解決や地球環境保全などにも目を向ける。沼部美由紀社長に今後の展望を聞いた。

 -会社の始まりは。

 「大手銀行を辞め、1996年、食器の輸入販売会社として設立しました。すぐに洋服も仕入れるようになり、自社企画も始めました。2013年、当時、日本では珍しかったバレエシューズのブランドを立ち上げたところ大ヒット。今では、売り上げの50%を占める主力事業になりました」

 -事業の特長は。

 「バレエシューズはもちろん、丈の長さを選べるのが人気の『神戸・山の手スカート』など、常に新しい視点を大切にした商品作りを心掛けています」

 -コロナ禍の影響は。

 「緊急事態宣言などで全店を数カ月間、休業しました。その間に取り組んだのが会員制交流サイト(SNS)を使ったライブ配信。店員がお薦めの服や着こなしを紹介し、ネット通販へとつなげました。これからの時代の販売形態として手応えを感じています」

 -今後の戦略は。

 「アパレル業界は、商品を大量に見込み生産し、その半分を廃棄しているといわれます。この問題を受注販売によって解決しようと考えています。手元に届くまで2週間から2カ月かかりますが、『待てる』という顧客は多く、すでに注文も受けています。5年以内に取扱商品の8割を受注販売に切り替えたいです」

 -求める人材は。

 「時代が大きく動いている今こそ、常識にとらわれない柔らかな発想を持った人に期待したいですね」

(まとめ・中務庸子)=おわり=

【メモ】従業員約80人。2020年1月期の売上高は約11億円。セレクトショップ業態と自社企画で全国10店を展開。新卒・中途を問わず通年採用し、昨年実績は8人。今年は若干名を予定。神戸市中央区元町通5の8の15。TEL078・382・4012