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次の一手 ~激動の中で 兵庫の企業~

〈15〉藤岡金属(神戸市灘区)建築金物

2022.08.04
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「金物の匠(たくみ)として歴史を未来に生かしていきたい」。意匠的な外観を施した社屋で話す藤岡ゆか社長=神戸市灘区倉石通2、藤岡金属(撮影・鈴木雅之)

「金物の匠(たくみ)として歴史を未来に生かしていきたい」。意匠的な外観を施した社屋で話す藤岡ゆか社長=神戸市灘区倉石通2、藤岡金属(撮影・鈴木雅之)

温故知新の精神で、組織力強化を。

 アルミ製の装飾パネルが外壁を彩り、ガラスのらせん階段を支える金属が光を放ち、スチールの手すりが優美なカーブを描く。建築物の仕上がりを左右するアクセサリー効果と大前提としての実用性。「時には誰も気付かない所で、時には表舞台で。それが建築金物の世界」。藤岡ゆか社長の説明は明快だ。デザイン、品質、機能性、安全性…。設計者や施工会社の要望に応え、それを上回る提案を目指す。年間500件以上の建物に関わる、まさに「コンサルティングエンジニア」だ。

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