路線バスの車両を前に、今後の戦略を語るみなと観光バスの松本浩之社長＝神戸市東灘区向洋町東１、同社

■需要予測駆使　住民に必要な路線を守る

　神戸市東部を中心に、鉄道の駅と住宅街をつなぐ９路線を運行する。２００２年の規制緩和で路線バス事業に参入し、公共交通の空白地に地域の足を提供してきた。綿密なマーケティングに基づく需要予測で乗客の満足度を高める。松本浩之社長（６１）は「住民の皆さんにとって、生活の一部になっている」と胸を張る。