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初の県大会出場を勝ち取り、そろいのポーズを決める山手の女子=三木市の三木総合防災公園陸上競技場
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初の県大会出場を勝ち取り、そろいのポーズを決める山手の女子=三木市の三木総合防災公園陸上競技場

 10月23日に兵庫県内7地区で一斉に行われた予選を経て、男子40校、女子30校が県大会出場を決めた。昨年に続き、新型コロナウイルスの感染拡大は日々の練習や試合などに大きな影響を与えたが、さまざまな苦難を乗り越えた選手たちが丹波篠山路への切符を手にした。初めて夢の舞台に挑戦する男女計5校を紹介する。

 中距離種目「ミドルディスタンス(MD)」を専門とするメンバー構成で、女子の山手が県大会初出場を決めた。「団結力はどこにも負けない」と駅伝用のピンクのユニホームで躍動する。

 800メートルや1500メートルを主戦場とする「MDパート」の2年生5人がけん引する。今季の兵庫リレーカーニバル400メートルリレーで初優勝し、全国高校総体で5位だった短距離パートは「校内でもライバル」。神戸の街並みを一望するビーナスブリッジがある諏訪山公園の山道6キロで足腰を鍛えてきた。

 神戸地区予選は1区6位発進。2区藤山弥夏が区間2位の快走で4位に押し上げた。3~5区は神戸市立鷹取中出身者で並べ、アンカー榎あやが5位を死守した。誰もが苦しい表情を浮かべながらのたすきリレーだったが、短距離の練習もこなす4区の藤瀬朱音は「走り込みは足りなかったけど、素直にうれしい」と喜んだ。

 初の丹波篠山路で目指すのは近畿切符。毎朝急斜面を上って登校する5人は「上り坂には自信がある」と不敵に笑った。(尾藤央一)

【リンク】高校駅伝2021

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