JR西日本社長に就任した長谷川一明さん
小売りやホテルなど非鉄道事業を担当する副社長を経て、尼崎JR脱線事故後、6人目の社長に就いた。
東大を卒業後、国を支えるインフラ産業に興味を抱き、1981年に旧国鉄に入社。民営化後のJR西日本では主に経営企画畑を歩んだが、岡山支社長や近畿統括本部長として鉄道事業の最前線にも身を置いた。夜間の線路保守作業に何度も立ち会った。「現場の努力を肌で感じた。頭の下がる思いだった」との言葉に人柄がにじむ。