ひょうご経済プラスTOP 経済 「稲盛哲学」学ぶ塾 神戸、播磨の塾生が後継組織

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「稲盛哲学」学ぶ塾 神戸、播磨の塾生が後継組織

2019.12.06
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盛和塾神戸の例会で、六甲バターの塚本哲夫会長の講演を聴く塾生ら=神戸市西区見津が丘6、六甲バター神戸工場

盛和塾神戸の例会で、六甲バターの塚本哲夫会長の講演を聴く塾生ら=神戸市西区見津が丘6、六甲バター神戸工場

 京セラ名誉会長の稲盛和夫氏の経営哲学を学ぶ「盛和塾」が国内での活動を2019年末で終えることを受けて、盛和塾神戸(170人)に所属する経営者ら20人が発起人となり、20年から「神戸盛心塾」が発足する。新たに会員を募り、「稲盛哲学」に基づいて経営者同士の学びの場を続けていく。神戸と同様に播磨地域の盛和塾播磨(100人)も解散、新年から「実践経営塾播磨」(仮称)を立ち上げる。(宮田一裕)

 盛和塾は1983年に京都で発足し、89年に大阪、その翌年に神戸、92年には播磨が開塾した。京セラを町工場から世界的企業に育て、日本航空の再建にも尽力した稲盛氏が講師となり、経営や人生に対する哲学を若手経営者らに伝授、研さんの場となった。国内は56塾で塾生7300人、海外は中国や米国、ブラジルなど48塾7638人に達した。稲盛氏が87歳と高齢になり活動継続が難しく、19年末で国内活動を終結することになった。

 盛和塾神戸では塾生ら20人が「学びの場を続けよう」と発起人となり、神戸盛心塾を発足させることになった。その1人で盛和塾神戸の創設メンバーでもある塚本哲夫・六甲バター会長は「人として何が正しいか。経営者の人間力を高めることで縁や運を生かすことができる」と意義を話す。部署別に採算を管理するアメーバ経営など経営手法も学び、社内に採り入れた。

 96年に入塾し、神戸盛心塾の発起人の1人、柳本勇治・マルヤナギ小倉屋副社長は「損得ではなく善悪を大切にするなど、経営の基本的なあり方や考え方を学んだ」と話す。

 盛和塾播磨のメンバー、中野哲郎・中野プランツ社長は社是をはじめ自社の経営哲学を社員と話し合い「フィロソフィ手帳」にまとめた。全社員に配布して実践に努めている。

 神戸盛心塾は20年1月21日に開塾。事務局(竹内マネージメント内)TEL080・2523・2097。実践経営塾播磨は同16日に初会合を開く。事務局(大日製作所内)TEL079・447・4561