経済
加古川のケーブルテレビ「BAN-BAN」 阪神電鉄の子会社に
阪神電気鉄道(大阪市)は18日、兵庫県加古川市など東播2市2町を事業区域とするケーブルテレビ会社「BAN-BANネットワークス」(加古川市)を子会社にしたと発表した。情報通信事業の拡大が狙いで、BAN-BAN側は阪神の資本力で光ファイバー化を進める。
BAN-BANはケーブルテレビやラジオ、インターネット事業を展開。光ファイバー化が遅れ、インターネット回線のシェアが低迷している。
阪神が株主から株式を取得するなどし、12月18日付で加古川市に代わって筆頭株主となった。同11日付で同市長の岡田康裕氏が会長を退任。加古川商工会議所会頭の釜谷和明氏が社長から取締役に退き、阪急阪神ホールディングス出身の古庄恵浩氏が社長に就いた。
阪神傘下のケーブル会社は、阪神間などを事業エリアとする「ベイ・コミュニケーションズ」(大阪市)、姫路市などで展開する「姫路ケーブルテレビ」(姫路市)がある。(広岡磨璃)