ひょうご経済プラスTOP 経済 減らせ「恵方巻き」廃棄 予約制、半分サイズ販売拡充へ

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減らせ「恵方巻き」廃棄 予約制、半分サイズ販売拡充へ

2020.02.02
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恵方巻き商品としても人気があるトーホーストアの「こだわり上巻寿司」=神戸市灘区備後町5

恵方巻き商品としても人気があるトーホーストアの「こだわり上巻寿司」=神戸市灘区備後町5

 食品ロス削減に対する関心が高まる中、節分(2月3日)の風物詩「恵方巻き」を巡り、兵庫県内のスーパーなど小売り各社は、売れ残り分などの廃棄量を減らす取り組みを強化している。予約販売に力を入れ、当日の製造量を抑えたり、食べ切りやすい半分サイズを増やしたりしている。

 恵方巻きは節分に恵方(今年は西南西)を向き、無言で食べると縁起が良いとされる太巻きずし。近年は全国的に定着したが、過剰供給による大量廃棄が社会問題となっている。

 農林水産省は昨年12月、業界団体を通じて全国の小売業者に恵方巻きの需要に合わせた販売を要請。県内ではトーホーストア(神戸市東灘区)や生活協同組合コープこうべの子会社コープフーズ(兵庫県稲美町)が呼び掛けに応じた。

 トーホーストアは「廃棄ゼロ」を目標に掲げ、商品の種類を昨年の半分の23種類に絞り、要望が多い半分サイズの製造を増やした。予約販売に限定商品を投入するなどしてPRし、受注額は昨年比で3割伸びた。

 当日は各店で売れ行きを確認しながら作る。店舗間で連携し、商品不足の店に他店の在庫を移す。製造量も昨年比15%減らす。同社の小木曽正社長は「今回の取り組みをきっかけに、食品ロス削減に対する社内の意識を高めていきたい」と話していた。(三島大一郎)