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神戸空港14年、今後の展開は フジドリームエアラインズ・三輪徳泰社長に聞く

2020.02.15
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フジドリームエアラインズ・三輪徳泰社長

フジドリームエアラインズ・三輪徳泰社長

 16日に開港14年となる神戸空港。昨年の運用規制緩和で、航空各社は事業をどう展開しようとしているのか。新規就航を果たしたフジドリームエアラインズ(FDA)の三輪徳泰社長(73)に聞いた。(聞き手・長尾亮太、撮影・大森 武)

■地方結ぶ路線拡充を

 -昨年の搭乗率は松本(長野県)の81%が最高で、高知は57%、出雲は36%だった。

 「1日4便(2往復)の高知線は朝に神戸をたつ時刻が午前7時5分発と早いため、利用してもらいにくいようだが、他の3便はビジネス需要もあってまずまずのスタートだ」

 「出雲線の低調な出だしを見て『飛行機では近すぎたか』とも感じたが、一方で他社の大阪(伊丹)-出雲線は満席だ。出雲の人が関西空港から海外へ行く場合、(空路で)神戸空港に来て、空港島から高速艇で向かうのが最短ルートだと聞いた。たとえ開設当初に振るわなくても、地元の人たちと一緒に盛り上げるという当社の姿勢を堅持し、需要をつくり出したい」

 -3月末に始まる夏ダイヤで青森線を開設する。

 「当社が各地で運航する全路線のうち、夏ダイヤで神戸-青森線の予約が最も多かった。両地域から均等に予約が入り、関心を寄せてもらっている」

 -地方都市間を結ぶ事業モデルがユニークだ。

 「当社は2009年の富士山静岡空港の開港を契機に、物流会社の鈴与(静岡市)の鈴木与平会長が立ち上げた。『地方と地方を結んで元気にする』を目標に、日本航空が撤退した県営名古屋、松本などに乗り入れ、東日本大震災の被災地支援を狙いに、花巻(岩手県)や青森などに就航してきた」

 「静岡、名古屋に次ぐ拠点と位置付ける神戸では、これから路線を拡充させて地域活性化に役立ちたい」

【みわ・よしひろ】慶大卒。兼松江商(現兼松)、2004年社長。12年鈴与。16年フジドリームエアラインズ社長