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春のイカナゴ漁 4年連続、今季も「不漁」予報

2020.02.17
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春の訪れを告げるイカナゴの稚魚「シンコ」=神戸市内

春の訪れを告げるイカナゴの稚魚「シンコ」=神戸市内

 瀬戸内海の春の味覚、イカナゴのシンコ(稚魚)漁について、兵庫県水産技術センター(同県明石市)は17日、今季も県内全域で「不漁」と予報した。不漁予報は4年連続。2017年以降は極端な不漁が続き、かつては1カ月余りあった漁期が3日~3週間程度に短縮されている。同センターは「今季も来年の親魚を残すため漁期短縮などの対策を呼び掛ける」としている。

 三つの海域別では、播磨灘は「平年を下回り、昨年を下回る」、大阪湾と紀伊水道はいずれも「平年を下回り、昨年並み」とした。

 同センターは昨年12月~今年1月のイカナゴの産卵状況と、稚魚の分布や成育調査を基に予報。生後2年以上の魚が少なく、産卵の推定量は昨季の35・3%、平年の3・4%と最少を更新した。稚魚の平均採集数は3海域で平年の5・7~14・6%にとどまった。

 漁の解禁日は、漁業者が試験操業などを踏まえ自主的に決める。同センターによると、暖冬で水温が例年より高く、シンコの成長も早まっているとみられ、2月中に解禁の可能性もあるという。(山路 進)