ひょうご経済プラスTOP 経済 「六甲ビール」缶入り市場に参入 地ビールで県内初

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「六甲ビール」缶入り市場に参入 地ビールで県内初

2020.02.18
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県内の地ビールメーカーでは初の販売となる缶ビール=神戸市北区有野町有野

県内の地ビールメーカーでは初の販売となる缶ビール=神戸市北区有野町有野

このほど発売した缶ビールをグラスに注ぐ中島学専務=神戸市北区有野町有野

このほど発売した缶ビールをグラスに注ぐ中島学専務=神戸市北区有野町有野

 地ビール「六甲ビール」を醸造するアイエヌインターナショナル(神戸市北区)は、缶ビール事業に参入した。これまで瓶とたるを手掛けたが、缶ビールの充塡設備を導入して新たな顧客層を獲得する狙い。兵庫県内の地ビールメーカーで缶ビールを醸造するのは初めてという。(中村有沙)

 同社によると、缶ビールの設備は高価なため、地ビールメーカーでは導入があまり進んでいないという。しかし、近年では消費者ニーズの多様化や地ビールメーカーの技術向上で、地ビールを含むクラフトビールの市場が拡大。その影響を受け、同社でも取引社数や販売量が増加していた。同社の中島学専務(40)は「地ビールの勢いを感じられる今、販路拡大を目指そう」と考え、缶の製造に着手。2018年12月に稼働した同社の第2工場設立に合わせて缶にビールを自動で詰められる機械を導入した。

 今回発売した缶ビールはキレと苦みが特徴の「いきがり生」(メーカー希望小売価格・税抜き362円)▽フルーツビールの「カシス」(同480円)▽山田錦を使った「BAY ALE(ベイ エール)」(同418円)-の全3種類。現在は瓶のみで販売する商品や新作も今後、缶入りで販売する予定という。

 同社の中島専務は「瓶ビールは観光地でのお土産需要が高かったが、重さや開けにくさから、自宅用には買ってもらえないことが多かった。今回缶になったことで、家飲みにも取り入れやすくなったと思う。ぜひ試してみてほしい」と期待を込めた。