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潜水艦「おうりゅう」引き渡し 世界初、リチウムイオン電池搭載 三菱重工神戸

2020.03.05
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海上自衛隊に引き渡された潜水艦「おうりゅう」=神戸市兵庫区和田崎町1

海上自衛隊に引き渡された潜水艦「おうりゅう」=神戸市兵庫区和田崎町1

 世界で初めてリチウムイオン電池を搭載した海上自衛隊の潜水艦「おうりゅう」の引き渡し式が5日、三菱重工業神戸造船所(神戸市兵庫区)であった。水中での機動力を高めた主力潜水艦「そうりゅう」型の11隻目で、呉基地(広島県呉市)に配備される。

 新しい潜水艦は、全長84メートル、幅9・1メートル、基準排水量2950トンで、建造費は660億円。リチウムイオン電池を搭載することで、従来の鉛蓄電池よりも水中に潜って航行できる時間を延ばした。

 同造船所で建造する潜水艦は戦後28隻目。海自が所有する潜水艦としては20隻目で、2021年度末に22隻まで増やす計画だ。

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中、この日の式典の出席者は85人と通常よりも大幅に少なかった。三菱重工の阿部直彦防衛・宇宙セグメント長が引き渡し書を外園博一防衛技監に手渡した後、乗員65人が艦上に並んで自衛艦旗を掲げた。乗員らは操縦を訓練しながら呉を目指す。(長尾亮太)