ひょうご経済プラスTOP 経済 兵庫県産茶、フランスの品評会で銀賞 丹波篠山・諏訪園

経済

兵庫県産茶、フランスの品評会で銀賞 丹波篠山・諏訪園

2020.03.17
  • 印刷
銀賞の盾と商品を持つ諏訪園の酒井一行社長=丹波篠山市杉、茶遊菓楽諏訪園インター店

銀賞の盾と商品を持つ諏訪園の酒井一行社長=丹波篠山市杉、茶遊菓楽諏訪園インター店

 日本茶の人気が高まりつつあるというフランス・パリで初開催された品評会で、兵庫県丹波篠山市の生産販売会社「諏訪園」が銀賞を獲得した。静岡や鹿児島、京都など有名産地の業者に交じり、兵庫県産茶で唯一の出品だった。酒井一行社長(48)は「これを機に篠山、兵庫のお茶の良さを広めていきたい」と意欲を見せている。(山路 進)

 品評会は「パリ日本茶コンクール」。昨年10月~今年1月、フランスの日本茶愛好家や料理人、ソムリエらでつくる団体が催した。甘みや渋みなど滋味深さが特長の日本茶に対し、コンクールは「煎茶」「玉露・抹茶」「その他」など4部門を設定。静岡や京都、埼玉など日本の64社から計129点が集まった。

 諏訪園は3点を出品し、「特上玄米茶」がその他部門で銀賞に輝いた。その他部門には47点の出品があり、金賞は1点、銀賞は諏訪園を含めて14点だった。

 受賞したお茶は、玄米茶用としてはより上質の茶葉と玄米を使用。試飲を重ね、香ばしさが引き立つ味わいに仕立てたという。現地から届いた審査員のコメントは、「焼いたへーゼルナッツの味がし、甘い」「チーズと合いそう」などだった。酒井社長は「フランス人が料理に合わせて飲むことが分かった。海外販売も考えてみたい」と話す。

 県内産の日本茶は、丹波篠山の丹波茶や三田の母子(もうし)茶などがある。高齢化と後継者不足が課題で、2007年に約300戸が約120ヘクタールで栽培していたが、18年には約120戸、約50ヘクタールに減った。

 そうした中、諏訪園は昨年8月、県産茶として6年ぶりに「全国茶品評会」に出品した。酒井社長は「兵庫のお茶を盛り上げるため、県外の品評会に出品を続ける」と力を込めた。