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タマネギの腐敗病多発 淡路島に病害虫発生予察注意報

2020.03.18
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腐敗病で根元から葉が折れたタマネギ(中央)(兵庫県病害虫防除所提供)

腐敗病で根元から葉が折れたタマネギ(中央)(兵庫県病害虫防除所提供)

 兵庫県病害虫防除所(加西市)は18日、淡路島でタマネギを軟化させて腐らせる細菌性病害(腐敗病)が多発しているとして、島全域に病害虫発生予察注意報を出した。発病株の確認と抜き取り、畑の外での処分などを呼び掛けている。

 同所によると、県内の腐敗病発生では最も早いという。5年前にも多発し、タマネギの収穫量が減った。

 今月3日の南あわじ市での調査で、発病した畑の割合が33・3%と平年の約2倍。淡路、洲本市でも多発している。細菌は葉の傷を介して広がり、高温多湿で活性化するのが特長。葉は暖冬で例年より大きくて接触しやすく、これから寒気が和らぐとともに感染拡大のリスクは増すという。同所は、成長の早さを考慮して多めの薬剤散布を求めている。(山路 進)