経済
1分で完成、段ボールベッド開発 神戸・長田の靴メーカー
靴メーカーのKEiKAコーポレーション(神戸市長田区)は、組み立てが簡単な災害時用の段ボールベッドを開発し、4月に発売する。畳まれた段ボールを広げるなどすると、プライバシー保護用の囲いも一体化したベッドが1分以内で完成するという。(大島光貴)
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新商品は「ひらいてポン」で、山本景化(けいか)社長(57)が発案した。2018年、西日本豪雨を報じるテレビのニュースで、避難所に置かれた段ボールの囲いを見て「『飛び出す絵本』のように開くと、立体になるベッドができないか」とひらめいたという。
山本社長によると、既存品は多数の段ボール箱を組み立てた上に板紙を敷いた構造。作る手間がかかり、避難所で人とぶつかると段ボールがずれて、安定性を欠く難点があるという。
独自に試作を重ねた新商品は、ベッドと囲い壁を一体構造にして強固にした。厚さ8センチに折り畳め、広げて土台下部分に板紙を5枚差すだけで組み立てられる。500キロの荷重に耐えられ、ベッド下に必要な飲料水や衣類などを収納できる。
昨秋から防災関連イベントなどで実演したところ好評で、質の高い商品を選定する「神戸セレクション2020」の銀賞に輝いた。
1万円(税・送料別)の予定。阪神・淡路大震災25年の1月17日、インターネットで製造・出荷資金を調達するクラウドファンディング(CF)を始めた。出資者には送料を含め1万円で宅配し、同社で直接受け取れば7千円で販売する。山本社長は「いざというときにすぐに使えるので、企業などに備蓄してもらえれば」と話す。CFサイト「キャンプファイヤー」から3月30日まで受け付ける。同社TEL078・646・2212
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