経済
トヨタ・パナ合弁の新会社 県内電池工場で開発強化
トヨタ自動車とパナソニックが4月1日に合弁で設立する車載用電池の新会社で、社長に就く好田(こうだ)博昭トヨタ自動車主査(54)が31日、神戸新聞社の取材に応じ、パナソニックから引き継ぐ加西など兵庫県内の電池工場について、「(完成車まで一気通貫の)トヨタ生産方式に組み込み、開発・生産の効率を高める」と述べた。
新会社はプライム プラネット エナジー&ソリューションズ(東京)。トヨタが51%、パナソニックが49%出資する。県内では加西市、洲本市、淡路市、姫路市、神戸市西区の開発、生産拠点をパナソニックから引き継ぐ。約千人が働く加西を関西本社と位置づける。
好田氏はトヨタの動力開発部門、パワートレーンカンパニーから1日付で移る。「高品質の電池をトヨタ以外の自動車メーカーにも販売する。世界ナンバーワンの電池を作り続けられる会社として、地球環境の保全に貢献する」と話した。(長尾亮太)



















