ひょうご経済プラスTOP 経済 川重、明石工場のバイク生産一時停止

経済

川重、明石工場のバイク生産一時停止

2020.04.11
  • 印刷
バイク生産を停止する川崎重工業明石工場=明石市

バイク生産を停止する川崎重工業明石工場=明石市

 川崎重工業(神戸市中央区)は10日、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、国内での二輪車の生産を13日から5月6日まで一時停止すると発表した。(長尾亮太)

 国内では明石工場(明石市)のみで生産しており、出荷先である欧州、米国、日本市場での需要が急減したため。生産を担う約600人の従業員は17日まで通常通り出勤するが、その後は未定という。

 リーマン・ショック後など需要が減退する局面も減産で乗り切っており、生産の一時停止に追い込まれるのは1995年の阪神・淡路大震災以来となる。

 航空エンジンやロボットなど幅広い分野で展開する川重にとって、二輪車は数少ない一般消費者向け商品。明石工場のほか、海外5カ国(ブラジル、フィリピン、タイ、インドネシア、インド)で生産し、年間の販売台数は卸売りベースで55万台(2018年度)。外出禁止措置などがとられる海外ではすでに、ブラジルを除く4工場が生産を止めている。

 明石工場で二輪車生産を担う従業員は通常、月曜から金曜までの平日に出勤する勤務体系で、4月29日~5月6日はもともと休暇の予定だった。生産停止中も13~17日は出勤して設備のメンテナンスなどに当たる。20~24日、27、28日は設計や営業の従業員も含めて未定という。ホンダ、ヤマハ発動機、スズキも工場の一時停止をすでに発表。国内の大手二輪車メーカーが軒並み影響を受けた。