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兵庫県内主要企業 採用「増やす」4年ぶり減 新型コロナも影響

2020.04.12
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神戸新聞NEXT

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 神戸新聞社は11日、兵庫県内の主要企業を対象にした、2021年春入社予定の大学・大学院新卒者採用計画のアンケート結果をまとめた。20年春より採用を増やすと答えた企業の割合は28・4%で、前年比4・4ポイント減少した。米中貿易摩擦などによる景気減速を反映し、減少は4年ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた慎重な声も出始めた。

 アンケートは3月10~27日、217企業・団体・事業所に対して行い、183社から回答を得た(回答率84・3%)。一部で短大や高専、専門学校卒を含む。

 採用を「増やす」と答えた企業は52社で、業種は「食品」や「鉄鋼・金属・鉱業」などが目立つ。増やす理由(複数回答)は「人手不足」(55・8%)が最も多かった。「景気拡大」はなかった。

 前年と「同程度」は47%(前年比0・9ポイント増)で、「増やす」と合わせて75・4%となり、採用意欲は引き続き高い水準にある。ただ、「同程度」の中には、「新型コロナの影響で検討中」(サービス業)などとする企業も含まれる。「未定」は16・9%(同2・5ポイント増)、「減らす」は7・1%(同1ポイント増)だった。

 20年春採用の充足率をたずねたところ、計画人数を確保できなかった企業が42・6%(78社)に上った。一方、21年春の国内全体の採用傾向については、「減る」「やや減る」とみる企業が40・4%に上り、「増える」「やや増える」(24%)を大きく上回った。経済情勢の悪化で不透明感が漂う。(中務庸子)

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