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エスフーズ 海外事業低迷で経常減益 20年2月期連結

2020.04.15
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神戸新聞NEXT

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 食肉加工卸のエスフーズ(西宮市)が14日発表した2020年2月期連結決算は、売上高が12年連続で過去最高を更新した。海外事業の低迷と流通経費の上昇などで、経常利益は前期実績を下回った。

 主力の味付き牛もつ「こてっちゃん」は横ばいで、国産ブランド豚「ゆめの大地」などは堅調だったが、米国食肉加工子会社の設備トラブルなどに伴う減益分をカバーしきれず、昨春時点の増益予想は減益に転じた。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う20年2月期の業績影響は限定的という。

 21年2月期は、3月以降に出始めた食肉販売などへの影響が通年に及ぶとみて減収減益を予想している。(山路 進)