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前払いで飲食店を応援 終息後使えるチケット販売

2020.04.18
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飲食店への前払いを仲立ちするサイトを作ったダフトの的場慎一社長=神戸市中央区雲井通5、起業プラザひょうご(撮影・斎藤雅志)

飲食店への前払いを仲立ちするサイトを作ったダフトの的場慎一社長=神戸市中央区雲井通5、起業プラザひょうご(撮影・斎藤雅志)

神戸新聞NEXT

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 新型コロナウイルス感染症による外出自粛で、売り上げが減った飲食店の資金繰りを助けようと、前払い予約の仲介サイトが登場している。登録した店は、利用券の販売代金を家賃など当面の運転資金に充てられ、購入した人は終息を待って来店する。兵庫でも、神戸と宝塚の企業がそれぞれ企画。「ツケ」とは逆のサービスで広がりに期待する。(中務庸子、中村有沙)

 ITベンチャーのダフト(神戸市垂水区)が準備するサイト「ハロトコ」は、登録店が「カレー券10枚つづり」や「フレンチコース割引券」などの値段を決め、電子チケットを出品する。気に入った人は、パソコンやスマートフォンを通じてクレジットカード決済で購入する。来店時にスマホ画面などに表示して使う。

 有効期限は、購入日から半年間。店側へは、販売代金から5%の手数料を引いた額を最短で週1回、指定口座に振り込む。22日、神戸市内の約50店舗で始める。

 ダフトは2019年2月、カフェなどにチラシを掲示したい企業と、飲食店をつなぐ仲介サイトで創業した。前払いサイトについて、社長の的場慎一さん(27)は「飲食店から『緊急融資の相談窓口は数週間の順番待ち。もうお金がもたない』と聞いた。応援する消費者の気持ちを資金支援につなげたい」と話す。

 宝塚市では、地元出身の元フットサル日本代表、吉田輝さん(33)が社長を務める輸入服・雑貨販売会社が、自社サイトに特設ページ「“TAKARAZUKA”頑張ろうプロジェクト!」を設けた。同市内の飲食店の食事券やクーポン券を前払いで販売する。

 来店期限などは、店と購入者が連絡を取り合って決める。会社の担当者は「外出自粛でも経済を回す。大変なときこそみんなで乗り切りたい」としている。

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