ひょうご経済プラスTOP 経済 日本酒飲み山田錦の産地守って 獺祭の旭酒造会長が呼び掛け

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日本酒飲み山田錦の産地守って 獺祭の旭酒造会長が呼び掛け

2020.04.21
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「山田錦の産地を守って」と日本酒の家のみを呼び掛けた旭酒造の桜井博志会長(インターネットのユーチューブ動画から)

「山田錦の産地を守って」と日本酒の家のみを呼び掛けた旭酒造の桜井博志会長(インターネットのユーチューブ動画から)

 清酒「獺祭」を造る旭酒造(山口県岩国市)の桜井博志会長が20日夜、「(酒米の)山田錦の産地を守るため、銘柄を問わず、いい日本酒を(自宅で)飲んでほしい」と訴えた。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」で「皆様へのお願い」と題し、ライブ配信した。

 旭酒造は、兵庫県が生産量で全国一の山田錦を100%使った純米大吟醸酒などの特定名称酒の蔵元で知られる。

 各酒蔵は毎年4~5月に清酒の冬仕込みに使う酒米の調達量を農家と契約。すでに2020年産米の苗作りに向けた準備が始まっているという。

 ところが、外出自粛を求める国の緊急事態宣言の前後から、清酒の需要は飲食店向けを中心に急減。各酒蔵は21年産以降の酒米の調達量を減らすとみられている。

 桜井会長はライブ配信で「(酒米を)作るのをやめた田んぼはすぐにダメになってしまう」と強調。「田んぼを守るため、獺祭じゃなくてもいい、ぜひ山田錦の純米酒、純米吟醸を食卓に上げてもらいたい」と、協力を呼び掛けた。(山路 進)

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