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新型コロナ、子育て世代の不安にSNS活用 ファミリアなど講座や無料相談

2020.05.22
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東京都内の店舗で対面で行っていた育児講座(ファミリア提供)

東京都内の店舗で対面で行っていた育児講座(ファミリア提供)

育児相談の機能を付けたコンパスの電子母子手帳サービス

育児相談の機能を付けたコンパスの電子母子手帳サービス

 子ども服のファミリア(神戸市中央区)は23日、妊婦に乳児への肌着の着せ方や沐浴(もくよく)法を教えるセミナーを初めて、写真共有アプリ「インスタグラム」のライブ配信で行う。新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で抱え込みがちな不安に対応する。一方、スタートアップのコンパス(同)は、育児中の母親の相談に無料通信アプリLINE(ライン)で応じるサービスを始めた。(中務庸子)

 兵庫、大阪、京都の緊急事態宣言が解除されたが、妊婦や乳児がいる世帯が感染を恐れて外出を控える状況は変わらない。核家族化や地域のつながりの希薄化によって子育ての負担が母親に偏る現状が「孤育て」とも言われる中、若い世代が使い慣れた会員制交流サイト(SNS)を活用する。

 ファミリアは2016年から、直営店舗でほぼ毎日、予約制のセミナーを開き、年間延べ数万人が利用している。新型コロナで3月から中止し、顧客から「産婦人科の母親教室もなくなり情報が足りない」などの声が寄せられていた。

 ライブ映像は午後1時から60分間、神戸本店から配信する。同社インスタグラムfamiliar_officialで誰でも視聴できる。コメント送信機能で配信中でも質問でき、スタッフが返答する。8月と11月にも予定している。

 コンパスは、このほど始めた電子母子手帳サービス「Mother Helper(マザーヘルパー)」に、無料相談機能を付けた。長期化した外出自粛のストレスで子どもへの虐待など家庭内の問題が増加傾向にあると指摘されており、ラインのチャット機能で24時間応じる。

 同社は18年からワーキングプア(働く貧困層)向けの無料就労相談を展開。相談要員として国家資格を持つキャリアコンサルタント約100人と契約している。電子母子手帳を利用する母親からの相談には、心理カウンセラーの資格も併せて持つ人や子育て経験がある人が対応する。専門相談機関の紹介もする。大津愛社長は「子育て世代の大半がラインを利用する。気軽に相談してほしい」と話している。

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