ひょうご経済プラスTOP 経済 休業中の老舗「舞子ホテル」来年の再開目指す 山電、運営子会社を清算

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休業中の老舗「舞子ホテル」来年の再開目指す 山電、運営子会社を清算

2020.06.30
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来年の再開を目指す舞子ホテル=神戸市垂水区舞子台2

来年の再開を目指す舞子ホテル=神戸市垂水区舞子台2

 山陽電気鉄道(神戸市長田区)は30日までに、老舗の「舞子ホテル」(同市垂水区)を運営している同名の完全子会社を清算する手続きに入った。8月末をめどに終える予定。同ホテルは現在、休業中。山電は来年の再開を目指し、新会社の設立や外部の事業者と連携を検討している。

 清算する子会社の1月末時点の負債額は約2億700万円。山電が全額肩代わりし、2020年3月期までに損失計上を終えたという。

 同ホテルは創建100年を超える洋館で、もともと迎賓館として使われていた。1942(昭和17)年にホテルとして営業を始め、63年に山電が設立した完全子会社が引き継いだ。明石海峡と淡路島を望む眺望が好評で、帝国データバンクによると、13年1月期に約5億5千万円を売り上げた。

 しかし、繁華街に接していない立地や婚礼の多様化などで利用が減少。債務超過に陥った。営業を続ける方針は維持し、昨年12月から耐震補強のため休業していた。