ひょうご経済プラスTOP 経済 中華に加えイタリアン、カレー…クラゲ加工食品続々

経済

中華に加えイタリアン、カレー…クラゲ加工食品続々

2020.07.14
  • 印刷
イタリアン、カレー、中華…。クラゲの加工食品を開発するマルミ食品の北東千枝社長=神戸市東灘区深江浜町

イタリアン、カレー、中華…。クラゲの加工食品を開発するマルミ食品の北東千枝社長=神戸市東灘区深江浜町

神戸セレクション2020に選ばれた「クラゲ・デ・イタリアーノ」=神戸市東灘区深江浜町

神戸セレクション2020に選ばれた「クラゲ・デ・イタリアーノ」=神戸市東灘区深江浜町

 イタリアン、カレー、めんたいこのいずれにも合う意外な食材とは-。神戸市東灘区のマルミ食品の答えは、クラゲ。長年、輸入品を扱ってきたノウハウを生かし、加工食品の開発に力を入れている。多様な料理と組み合わせて独特の食感や風味を引き出す。(佐伯竜一)

 同社前身の珍味メーカーが60年ほど前から取り扱ってきた。2009年に現在の会社を設立した際、全国でも珍しいクラゲ専業に切り替えた。資本金1千万円、従業員15人。

 クラゲは主にタイやマレーシアから輸入するが、種類や産地で食感、香りが異なるという。塩抜きして甘酢などで野菜やハムとあえる家庭用の「塩クラゲ」と、しょうゆや砂糖、みりん、ごま油、唐辛子で味を付ける業務用の「中華クラゲ」が主力。それぞれの特徴に合わせて加工する。

 低カロリーでコラーゲンを含む健康食材の面も知ってもらおうと、近年はクラゲ入りレトルトカレーを開発。牛脂のような歯触りでひそかな注目を集めた。

 昨年秋には、バジルと合わせてオリーブ油に漬けた総菜「クラゲ・デ・イタリアーノ」を投入した。ジェノベーゼ風グレープシード油漬けと2種類あり、魚の切り身や野菜と混ぜて盛り付ければカルパッチョやサラダ、ワインのつまみ、ピザに後乗せする具材などに使える。

 主力商品を中心に売り上げを伸ばしてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大で百貨店の催しが中止になるなど、PRの機会が減った。一時は3割ほど落ち込んだといい、北東千枝社長は「まずは食べてみて」と魅力の発信に努める。

 クラゲ・デ・イタリアーノは要冷蔵で、135グラム864円など。海月(くらげ)のレトルトカレーは1箱200グラム432円。同社ホームページなどで販売している。同社TEL078・411・4567