経済
「品物に思い出いっぱい」そごう西神店でパネル展 30年の歩み紹介
8月末に閉店するそごう西神店(神戸市西区)の歩みを紹介するパネル展が2日、同店で始まった。開店当時や阪神・淡路大震災時の写真に加え、建設工事の映像なども公開。地域と共に成長してきた約30年間を振り返っている。8月31日まで。
同店は1990年10月に開業。西神ニュータウンの中核施設として住民らに親しまれた。近年は売り上げの低迷が続き、運営するセブン&アイ・ホールディングスが、8月末に閉鎖することを決めている。
店に保管されていた写真や広告などを約180枚のパネルにして展示。「あすオープン」と書かれた折り込みチラシや開業時のセレモニーの様子、震災翌日から営業した店内外の風景、案内所の従業員が着る歴代の制服を紹介している。
同店との思い出をメッセージカードに記入できるコーナーも開設。初日から、「買った品物に思い出がいっぱい。長い間、ありがとう」「神戸からそごうがなくなる。残念でならない」などの書き込みがあった。
会場を訪れた神戸市西区の主婦(67)は「にぎやかだった頃を思い出す。(閉店は)さみしいけど、最後に昔の写真を見られてよかった」と話した。(三島大一郎)



















