経済
水洗いできるキーボードに脚光 新型コロナで需要拡大
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、電子機器卸のトキトレーディング(兵庫県三田市)が販売する水洗いの可能なキーボードが注目されている。抗菌素材を使っており、感染防止対策として病院の共有パソコン(PC)用を中心に需要が拡大。販売量が前年に比べて大幅に増えたという。(大島光貴)
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水洗キーボードは、文字や数字などを入力するキーと、本体との隙間をなくして一体的に成形したのが特長。水ぬれに弱い電子部品が入った本体の内部に浸水しないようにし、アルコール噴霧や中性洗剤を使った丸洗いを可能にした。表面に抗菌シリコン素材を採用しており、衛生的に使い続けられるという。
電子機器用のACアダプターを中心に取り扱う同社は従業員12人のうち9人が女性。武弘幸子社長をはじめ、子育て経験者が多く、インフルエンザやノロウイルスへの関心も高い。
「共有パソコンを介した集団感染の防止に役立てることはないか」。そう考えた武弘社長らは、電子機器の仕入れ先である海外メーカーに相談。このメーカーから輸入して、2018年に発売した。
当初はなかなか売れなかったが、国が臨時休校を要請した2月末に大阪で開かれた展示会に出品後、テレビ番組で紹介されてから注目を集めた。コロナ患者を受け入れた病院から100台近い注文が入ったほか、陽性者の出たオフィスやクリーンルームを備える企業からも問い合わせが相次ぐ。
オープン価格だが2万円前後で販売。顧客の社名のロゴマークも入れられる。丸洗いできるマウスも販売しており、武弘社長は「職場の感染対策として活用してもらい、コロナの再流行を防げたら」と話す。
トキトレーディングTEL079・560・7333
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